【人事管理】求人広告サイトのトラブルにご注意
ハローワークによると、ハローワークインターネットサービスに求人情報を掲載している事業主に対して、求人広告サイトなどへ誘導するメールが届くことがあり、中には悪質な案内もあると情報が寄せられているとのことです。ハローワークインターネットサービスとは、ウェブから求人が出せる厚生労働省の関連サイトです。
問題になるのは、最初一定期間が無料であるとしながら、有料へ移行し高額の請求が届く悪質なケースです。事例によると、サービス説明のチラシには、最初は無料ですが、一定期間経過後に有料サービスに移行する説明が掲載されているが、無料の触れ込みに対してかなり小さい字で有料への移行が説明されているケースがあるようです。
求人広告サイトの利用においては、事前に広告料金や掲載期間、無料掲載期間終了後の料金、解約方法などをきちんとご確認ただいたのちに契約をするように呼びかけられています。
以前から、ハローワークへ求人広告を出すと、求人サービス会社からたくさんのFaxやメール広告が届く場合があると聞いていましたが、広告料金の提示に問題がある事業者があり、中には高額の料金を請求する悪質なものがある点は注意です。
適正な求人広告サービスを運営している会社がどうかを判断したうえで、利用をお願いします。
ハローワークが注意呼びかけをしているリーフレット
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/kyuujinkoukokutoraburu.pdf
【コンサルタントプロフィール】
大関ひろ美
(株式会社ブレインパートナー 顧問)
三重県四日市市出身。
ワンズライフコンパス(株)代表取締役、ワンズ・オフィス社労士事務所 代表。1981年~ 三菱油化(現、三菱ケミカル)株式会社の人事部門に約9年間勤務。1992年社会保険労務士資格を取得(その後特定社会保険労務士を付記)。 1996年~ 外資系生命保険会社ほか勤務、北九州市嘱託職員として介護保険導入に携わる。2001年~ 社会保険労務士事務所を開所独立。
現在は、ワンズライフコンパス株式会社と併設するワンズ・オフィス社労士事務所の代表に就任。2006年パートアルバイト派遣の使い方ここが間違いです(かんき出版) 2013年~雇用形態別人事労務の手続と書式・文例、雇用形態別人事管理アドバイス(共著、新日本法規出版)
DATE : 2023/10/23