【人事評価】人事評価者が抱える一般的な課題について
人事評価者教育を数多く行ってきて、以下のような課題を評価者は抱えています。
人事評価者教育の参考にしてください。
① そもそも人事評価者のマネジメント力が落ちている
経営から目の前の結果、プレイヤーとしての関与が求められ、長期的な部下育成や社員の気持ちに寄り添うスタンスが薄れている。
② 評価結果のばらつき/差をつけられない
単純な結果評価だけではなく、個々に求められる能力や会社のバリューに沿った行動等、抽象的な評価指標が求められ、評価者が自信をもって差をつけることができず、中心化傾向となる。
③ 目標設定があいまいなため、評価基準がぶれる
評価基準の納得性は、目標設定のち密さに大きく影響を受ける。目標設定時のチェックが甘く、人事評価時になって苦労しているケースが多い。
④ 効果的なフィードバックができていない
日常からの部下への要望性が低いため、部下からの主張・圧力が高い場合に、納得させられるフィードバックができない。
⑤ 面談力が弱い
人事評価者として教育されたことが無いため、基本スキルが身についていない。
目標設定・人事評価面談内容がブラックボックスとなっている。
⑥ 従業員のモチベーションを高められない
日常からのコミュニケーションが薄く、将来のキャリア目標の共有など、部下理解が浅い。
人間関係・信頼関係ができていないため、評価の納得性を高められず、モチベーション向上に繋げられない。
【コンサルタントプロフィール】
和田一男 (株式会社ブレインパートナー 代表取締役 組織変革・営業変革コンサルタント) 北海道小樽市出身。(株)ヒューマン・キャピタル・マネジメント取締役。大学卒業後、1985年(株)リクルート入社。2000年独立し、(株)ブレインパートナー設立、代表取締役就任。経営力強化、実行力強化支援、営業力強化コンサルティング、実行機能としての組織構築、組織変革コンサルティング、人材育成、人事評価制度構築、目標管理制度運用支援を行っている。著書「30歳からの営業力の鍛え方」(かんき出版,2006年)、「ドラッカー経営戦略」(明日香出版社,2012年) |
DATE : 2024/12/18